義父の妹さんのお葬式でのお話。
義祖母の法事以来、久々に集まった親戚一同。
5年半会わないうちに、皆さま年をとられました(ワタシも)
通夜と葬儀で気付いた高齢化現象…
礼服が着れない!!
まずは、ワタシのこと。
前日、通夜の支度をしてて、びっくり。
礼服が着れない…という事実
ガーン ( ̄ロ ̄lll)
数年前に新調したばかりで、2年前に1回着ただけ。
あ、太ったわけではないんです
原因は50肩。
腕が後ろに回せない!!
礼服はワンピース+ボレロ。そでに腕を通せない…マジか
仕方ないので、下からワンピースを引き上げながら、腕が上がる位置でそでに通しました(意地でも着なくちゃ)
ボレロも同様。
しまったな~
もうひとつ大きいサイズにすべきだった(後悔先にたたず)
新調したとき、店員さんにワンピースのファスナーが前開きのものを勧められた理由がわかりました。
後ろファスナーなんて、ゼッタイにムリ。
2年前は大丈夫だったのに…(50肩は去年から)
そういえば、ネックレスも、マグネット式留め具のが売られてたな。そのうち、お世話になりそう…
最近、パンプスを履くとめちゃめちゃ疲れるから、ヒールの低いものに買い替えておいて正解。
おばあさま方の足元を見ると、もうパンプスではなくて、シニア向けの黒い靴。
先を歩んでおられる方からは、学べることがありますな。
義叔父さん、ズボンが落ちたよ!
「そろそろ始まりますので、ご着席ください。」とアナウンス。
義叔父がワタシの横を通って、前方に歩き始めたら…
あらまあ、びっくり
ズボンがズルっと脱げてしまいました(落ちた)
ベルトが外れてしまったのか?アジャスターがうまくできてなかったのか?
パンツ丸見え(笑)
でも、義叔父さん、動じずにズボンを引き上げながら、椅子に向かっていきました。
年をとると、パンツがみえても、一大事ではないのか?(たくましい)
まあ、オムツじゃなくて、パンツをはいておられたので、まだまだお元気♫
サイダーのひみつ
通夜の時から気になってたのが、祭壇のわきにサイダーのペットボトルが二本おいてあったこと。
お供えなのかな?小さな台の上に置かれてました。
さて、お葬式が始まりました。
お通夜の時より、豪華な袈裟(けさ)のご導師様。
でも、コロナだから?御供(おとも)はいません。
木魚などの鳴り物も読経も、全部お一人でこなされて大忙し(お疲れさまです)
そして、最期のお別れの儀式。
義叔母さんのお棺が親族の前に運ばれてきました。
その時、セレモニーホールのスタッフさんが、サイダーをプシュッと開けました。
(あの、気になってたサイダー)
それを器に入れて、樒(しきみ)の葉につけて、みんなで順番に義叔母さんのお口につけてあげました。
「え?なんでお水じゃないの?」と不思議に思って、喪主さんにお尋ねしたら
「母は、サイダーがダイスキだったので…」と。
そうだったんだね…
「おばさん、最期にたくさんどうぞ」と、唇にサイダーを運びました。
義叔母さんからのメッセージ⁈
みんなからサイダーをもらって、キレイなお花に囲まれた義叔母さん。
「出棺となりますので、みなさまで棺をお持ちください。」と言われましたが、なんせ後期高齢者ばかり。
腰が痛い、杖が無いと歩けない。そんな方々ばかり。
でも大丈夫。キャスターつきの台なので、棺に触ってるだけでオッケー(しかも、ほんの数メートル)
いざ、霊柩車が火葬場に出発。
火葬場は、コロナ渦で10名までしか入れないとのこと。
本当に身近な家族のみ。
火葬場にいかない親戚は、おさがりを作る間、別室で待つように言われました。
葬儀の時は、あんなに間隔をあけて座っていたのに、別室は三密でコロナ対策できてないなーと思いました。
でもお年寄りは、そんなことお構いなし。
久々に再会した親戚一同、顔つきあわせておしゃべりタイム^^
すると、義叔父さんの一人がうちの旦那に言いました。
義叔父:「おい、お前、糖尿病になったか?」
旦那:「え?なってないけど、なんで?」
義叔父:「わしら兄弟みーんな糖尿病だから、お前もそのうちなるぞ」
旦那:「え?マジ?…」
旦那は、ビビってしまいました。「オレもなるの?インスリン注射うつのイヤだ~!」
「健康に気を付けてね」って義叔母さんからのメッセージかもね?
しばらくして、おさがりの用意ができ、別室から出ようとしたら、隣にいた伯母さんが一言。
「お茶も出さないなんて」と、ご立腹。
「あの…おばさん、コロナだからお茶は出しませんって、貼り紙がしてあるよ」と、ワタシ。
「え?そうかね。なら仕方ないね」だって(笑)
義叔母さんのお葬式は、たくましいご老人方の姿を見せていただきました☆
(ワタシもこうなるのかな?)
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