先日のブログで、5年日記を23年以上書いてきたと記したところ、
『それはネタの宝庫だ!』と読者さまがおっしゃってくださって
どれどれ、久しぶりに読み返してみますかと、ひも解いて読み始めたところです。
すると、第一子の成長記録が、お義母さんの介護と通じることを発見。
なんと、うんこつながり…
今日は、義母の介護体験を振り返って、学んだことをお伝えします。
お食事前の方は、食事後にお読みくださいませ^^
5年日記より
第一子が4か月くらいのころ、毎日どんなことを書いてたかと思ったら
うんちのこと。
オッパイから、徐々に離乳食が始まって、うんちの記録のオンパレード。
どんだけ出たとか、ユルカッタとか、何回出たとか
我が子のうんちくんは、大事なバロメーター。
オムツ替えの最中に、おしっこをピューっと飛ばされようが
お風呂に入ってるとき、りきんでるな~と思ってたら、湯船にプカプカ浮いてきても…
大したことはございません。
まあ、ギャハハーっと騒いでましたけどね^^
あ、でも旦那はオムツかえるとき、うんちとわかると、そっと姿をくらましてたわ……
おいっ
うんこが出なくなった義母
お次の話は、カワイイ赤ちゃんではございません…
ある日とつぜん、我が家に介護がやってきました。
お義母さんが病気になって、ほぼ寝ているようになりました。
筋力というのは、使わなくなると、みるみるうちに失われていくことを知りました。
それは、外から目で見える筋肉だけでなく、体内の様々な場所の筋肉もおなじ…
お義母さんは、ある日、トイレから出てこれなくなりました。
ちっとも出てこないから、おかしいな?と思ったワタシ。
「大丈夫?」って声をかけたところ
「うんこしたいのに出ない。もう便座にすわってるのがしんどいから布団にもどりたい。でも、立ち上がれないから手伝って…」
そう言われたので、トイレから連れ出して布団に寝かせました。
布団がうんこでタイヘンなことに
うんこしたいのに出ないってことは、体内にたまってるよね?
でも、踏ん張れない。どうすれば?と思ってたら「出てきたみたい」と、お義母さん。
え?どゆこと?
不審に思って見てみたら
なんとっ
本人の意思と関係なく、勝手に出始めたうんこが流れ出してる…
うわわわ💦ちょっとちょっと、なにこれーーーー
止まらない
なにがって、うんこですよ!
衝撃的な光景でした…
そのとき、何をどうしたか記憶がとんじゃってます。
たぶん、とりあえず便がとまるまで、なんとか処理したんだと思う(覚えてない)
どうしたらいいかわからなくて、とにかくトイレットペーパーやら、新聞紙やら、バケツやら近くにあるものを総動員して、便がストップするまで戦ってた気がします。
たまっていた便が流出しおわって?いったん休戦状態になり
さあ、どうする?誰に相談したらいいの ?
あ、そうだ、介護職やってる友達に聞いてみよう!
と、さっそく電話。
現状を報告すると
「それはタイヘン。ケアマネさんに来てもらって!とりあえず、オムツを買ってこないと ‼」
って教えられたので、ドラッグストアにオムツ買いに走りました。
赤ちゃんのオムツは買ったことあるけど、シニア向けってどんなのを買えばいいの?
色々種類があるけど…オムツ型ではちょっとオーバーかな?
リハビリパンツを選び、お義母さんにはかせて寝てもらいました。
翌朝、お義母さんの寝間に行ってみると、放心状態のお義母さん。
布団をそっとめくってみたら…
リハパン1枚では、吸収できない量のうんこの海と化していました…
悲惨な状態になった布団は、あらかた雑巾で拭いてみたものの、復旧はムリ。
『まー、布団はいい。新しいのを買えば済む。それより、どうすりゃいいのよ』と、途方にくれていました。
でも、最近寝てばかりの義母に『このままではヤバいな…』と思ってたワタシ。
介護認定調査を少し前に依頼してたのです。
うんこ洪水事件の次の日が、ちょうど認定調査の日だった(まじで、ミラクル)
認定調査員さんがやってきた
市役所から、認定調査員さんがやってこられました。
布団で横になっているお義母さんに
「お名前を教えていただけますか?」
「今日は何月何日ですか?」
「うでを挙げていただけますか?」
と、いくつか質問されて
「正式な介護認定はすぐには出ませんが、仮の介護認定は出ますから、さっそく介護サービスをご利用されたほうがいいですね」
とアドバイスくださり、一週間後くらいに、待ちに待ったケアマネージャーさんが来ることになりました。
ケアマネージャー(ケアマネ)さんとは、介護を必要としている高齢者に、適切な介護サービスを利用できるように計画してサービス事業者との橋渡しをしてくださる方です。
ケアマネさんがきた
やっとやっと、ケアマネさんが我が家にきてくれました。
もう、女神様に見えましたよ!
ワタシ1人で、どうしたらいいのかわからない中、うんこと格闘していたので(´;ω;`)
ケアマネさんにこれまでの経緯をお話したら「おヨメさん、すごいすごい。よく頑張られましたね!」って言われた時には、ただただ 泣けました。
うちに帰りたくない
今までお義母さんは、タタミに布団敷いて寝ていましたが、介護用ベッドをレンタル。
おかげで、オムツ替えがずいぶんラクになりました。
さすが、ケアマネさん(床でオムツ交換だと腰が痛くなります)
でもね。結局、オムツ替えはワタシの仕事なのですよ。
これがツラくて…
オムツ替えて、仕事に出るでしょ?
で、帰宅したら、またオムツ替え
夕飯やら、お風呂やら済んだら、寝る前にもオムツ替え
朝起きたらオムツ替え…
延々とつづくのです。
しばらくすると、夕方の仕事が終わりかけると、ドンドン憂鬱になっていきました。
うちに帰りたくなかった。なんならずっと仕事してるほうがマシ。
もうイヤだ。オムツ替えるのイヤ!
お義母さんだって、スキで病気になったわけじゃない。
入退院を繰り返しながら闘病をしていましたので、タイヘンだって頭ではわかってる。
わかってるけど…
ワタシの頭の中は、常にうんこのこと
ほんとにほんとにイヤだった。
お義母さん、ごめんね…でもダメだった。思い出すと泣けてくる…
シモの世話以外なら、まあまあ平気だったけど、オムツ替えはホントに苦手でした。
やらなくていいよ
じぶんが懲りたので、将来、介護が必要になったとき。
ムスコやムスメには、シモの世話は無理強いしたくない。
でも、ヒトは年を取って、じぶんのことがやれなくなる時がくる。
だから、ゼッタイにこどもの世話にはならないって言い切れない。
だから、できるだけ健康寿命を長くして、トイレは這いつくばってでも行きたい。
あとは、どうしても無理になったら…プロの介護士さんにお世話になるしかないのかな?
ピンピンコロリとあの世にいきたいけど、そう言ってる人ほどコロッといけないらしい。
義母の介護で学んだこと
介護のお仕事されてる方々を、尊敬します。
ホントにタイヘンだもん(-_-;)
ときどき、高齢者の虐待のニュースが報道されると思うのです。
虐待はやってはいけないよ。ゼッタイに。
でもね、介護する側のココロのケアも必要かなって思うのです。
ワタシも何度もココロ折れかけたから…
育児もそうだけど、介護も一人じゃ無理。
「もうムリっ。助けてーーーー!」ってS.O.S.出していいし
ふだんから、身近な人たちみんなで助け合えるとイイナ。
社会みんなで助け合えるなら、こどもも安心して産めるし。
お年寄りは、長生きしたいって思えるはず。
あ、でもやっぱり、うんこはあんまり得意じゃないかも。
お義母さんから教えてもらったこと。それは
筋肉はとってもだいじ
ってことです☆
現在、ワタシは五十肩で苦しんでる真っ最中ですが、ムリしすぎない程度に筋肉をきたえようと思ってます。
さあ、歩きにでかけようかな!
あなたは筋肉鍛えてますか?
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